女性の分娩歴・子宮がん検診・乳がん検診と死亡の関係

坂内文男


 私達は1988年から1990年にかけて、全国45か所で11万人以上の方に御協力をいただき生活習慣に関するアンケート調査を行いました。そして、約15年後の2003年末まで観察を行い、調査地区と年齢を調整し、女性の分娩歴、子宮がん検診・乳がん検診受診歴と死亡の関連を調べました。なお、女性で死亡した方は7,174人でした。詳しい結果はAsian Pacific Journal of Cancer Prevention 誌(2007年8巻Supplement, 129-134ページ)に掲載されています。

 ここでは結果を問いQuestion &回答 Answer形式で示します。


Q1:分娩回数と死亡に関連がみられましたか。

 A:分娩歴が全く無い女性は、分娩回数が1~2回の方と比較すると、全死亡と脳血管疾患による死亡リスクが高くなりました。


Q2:子宮がん検診、乳がん検診受診歴と死亡に関連がみられましたか。

 A:子宮がん検診に参加している女性は、参加していない方と比較すると、全死亡、がん死亡、虚血性心疾患による死亡リスクが低い結果でした。また、乳がん検診に参加している女性では全死亡、がん死亡、虚血性心疾患に加え脳血管疾患による死亡リスクも低い結果でした。

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